帰省からの帰還

土曜日は寝泊まりした漫画喫茶でかぐや様は告らせたいと天国大魔境を午前いっぱいかけて読み(どちらも面白かった)、同期と新しくできたお店にイタリアンを食べに行き(とても美味しかった)、同期の家でゲームをし、夕方から大分駅に飯と酒を喰らいに出かけた。終始下世話な話であったが楽しかった。

その後は駅前のお店を後輩たちに奢り、家に泊めてくれる後輩の家まで帰る途中で見知らぬ人の車に乗り込んだりした。

「うわああああなんだおまええええ」は今後も面白ワードであり続けるだろう。

日曜の朝目覚めた後は昼までアイドルマスターミリオンライブシアターデイズを嗜み、昼ごはんは焼肉を食べに行った。メンバーは昨日のメンバー-1人で相変わらず下世話な話をしていた。その後は河川敷に場所を移動し下世話な話をし、酒が切れたのでコンビニで買った後、同期の家で下世話な話をしているうちに時間になったので空港行きのバスに走り間に合わずタクシーに乗った。一万円くらい無駄なお金を使ってしまったので本当に悲しかった。

そうして空港に着き今この文章を書いている。まだ酔いは残っている。

今回は人との交流が一番楽しいと確信した旅行であったと思う。ひたすら笑いあっていた、楽しかったな。下世話な話を好む人々の気持ちをよく理解できた気がした。ただ思うことは、やはり心を許せる人と話すから楽しいのであって、そうでない人と下世話な話をしても楽しくはないな、という当然の事実だ。酒を飲むから楽しいのではなく、楽しい人と飲むから楽しいのだ。そこを誤解している人と関わる限り僕たちの悩みは消えないのだろう。

閑話休題、本当に楽しい三連休であった。

そしてこれはもう次の卒業式で帰省しても味わえない喜びなのだ。人は卒業し、立場は変わり、心は磨り減る。ありとあらゆる楽しいことは今がピークで、次も同じ喜びに会えることはない。

最近はこういうことばかり考えているが、暗い考えということではなく「じゃあ他の喜びをもっと高めていこう」ということなのだ。僕なりに、いわゆるテンションが上がっているのだ。

いよいよちびまる子ちゃんの永沢に似てきたが、仮に僕が球根だったとしても、この喜びに根を生やし、愛という水を含み、誰かの笑顔という花を咲かせていきたい。アルコール臭い蜜を垂らすかもしれないが、その点はご容赦いただきたい。