天気の子

なんてことない映画の予告編だけで二回泣いた。

あまりに情緒不安定すぎる、もしかして僕は大きい音にビビってるだけなのか……?

 

天気の子を観てきた。

新海節がよく出てるなー、と思った。

 

選択することとそれに伴う責任について、なんとか救いようのある雰囲気を出しながら描いていて、

確実に流行らせたい映画のテイストをそういう風な構成で作るのはなかなかすごいことだなと思った。

 

ひなの手を組む行為が祈りなら、

ほだかの銃もまた祈りだなと思った。

ひなは空に祈るけど、

ほだかは銃口を向けた人に祈る。

どっちの発砲も女の子を救いたいという気持ちに基づいてる。

銃の存在が”天気を操る”とは別のベクトルで非現実的で、なんで登場するんだろうと思ったけど”大きな力”を表す舞台装置なのかもな、と考えた。少年の全身全霊の祈りを祈りで終わらせないために必要な機構。

 

東京が雨に沈んだシーンで終わってたら完全名作だったな。

 

ていうか3年後の東京、雨止んでなかった?

ほだかとひなが会う時だけだったのか?であれば須賀とかなつみからひなに「ほだかが来るよ」っていう連絡があって、それに合わせて晴れるように祈っていたってこと?

それとも三年間しか降り続かない雨だったのか?

であればそれは文句なくハッピーエンドだけど。

そもそも降ってなかったのか……?